2021/09/03 16:59
危険は真夏だけではありません。
まだまだ残暑が厳しいこの季節に...
『熱中症の予防と対策』 第7回目の最終回は
もしも熱中症になってしまったら。。
そんな時も慌てずに。『応急処置』についてです。
①冷たいシャワーを全身にかけよう
►室内では
・犬を浴室に連れて行き、シャワーやたらいなどを使って冷たい水を全身にかけます
・流水がベスト
・バスタオルをかけ全身を濡らす
►屋外では
可能ならこんな対処も...
・犬の体表に水をかける際、日陰で風通しの良い場所で行うとより効果的
≪注意!≫
・ハアハアという荒い呼吸がおさまったら水を止める
・冷やし過ぎはダメ
・体温が39℃台になったら中止する
②体を冷やしながら動物病院へ向かう
・まず電話で状態を伝える
※必ずTELを...
・病院も準備をして待っていてくれる
・また、緊急オペなどで対応ができない場合もある
→必ず現状を伝えてから病院へ
・車内に乗せる時は事前に換気をしておこう
(熱中症の時だけに限らず)
※車で犬を運ぶ時は、動物病院に電話をする間などにドアを開放し熱気を出、クーラーをかけ車内を冷やす
③濡らしたタオルを体にかけたまま移動
・あおぐ → 水をかける ...を繰り返す
・熱のこもりやすいクレートには入れず、クーラーの風が当たりやすい席に乗せる
・濡れたタオルをかけ体が乾きそうならビニールシートなどの上で再び水をかけ、うちわなどであおぎ気化熱で冷やす
※濡れタオルは全身にかけ、保冷剤や氷があれば太い血管がある部位に当て冷やす
①首部
②胸部・脇
③内股
≪注意!≫
・冷やし過ぎると低体温になってしまうので、犬の様子を見て冷やし過ぎには気をつける。
・熱中症で消化器症状があった場合などは、内臓機能が一旦ストップしているので「このくらい大丈夫」と軽くみる事なく必ず病院へ行ってください。
以上、『熱中症の予防と対策』全7回でした。
しっかり暑さ対策をして、愛犬との楽しく健やかな時間をお過ごしください。
A. Motomura