2021/11/08 20:25
秋の美味しい食べ物、柿。
食物繊維、ビタミンCが豊富で甘くてとても美味しいですね。
犬も柿を食べても大丈夫なのですが、与えるにはいくつかの注意点があります。
柿の主成分は糖質で、ブドウ糖・果糖・ショ糖などが多いです。
そのほかに
・ビタミンC
・βカロテン
・食物繊維(ペクチン)
・カリウム
・ポリフェノールの1種であるタンニンなどが含まれます。
ビタミンCは柑橘類に次ぐ多さで、抗酸化作用があります。
犬は体内でビタミンCを作る事ができますが、生産力の落ちたシニア犬などに与えると良いです。
与えすぎると便が軟らかくなることがあるので注意が必要です。
βカロテンもビタミンC同様、抗酸化作用があります。
犬の体内でビタミンAに変わり消化管や皮膚、粘膜を強くし免疫細胞を活性化させる働きがあります。
しかし与えすぎると肝臓に負担がかかります。
毎日大量には与えないでください。
また皮、種、ヘタは取り除いてあげてください。
皮は固く消化不良になることがあります。
食物繊維のペクチンは腸内環境を整えてくれますが、あげすぎると消化不良、下痢の原因になります。
どの食べ物もそうですが、適量を与えることが大切です。
柿の大きさにもよりますが、5kgの小型犬で1日に1/6個程度(30g前後)が目安です。
管理栄養士 佐藤